今日、朝日系で放送のあった「奇跡のバックホーム」
そう1996年夏の甲子園決勝戦の松山商業と熊本工業。延長10回、サヨナラを阻止した奇跡のバックホームをしたタイトの選手とタッチアップでアウトになった3塁ランナーの数々のドラマ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150708-00000097-spnannex-base
感動しました。見入ってしまいました。
m家の子供たちも高校、大学とそれぞれ違うスポーツで、勝ち負けのはっきりわかる勝負の世界に身をおいています。近親感を持って見せてもらいました。
もちろん誰でも勝つことを目指して練習していますが、負けることのほうが多いといってもいいでしょう。悔し涙も流します。自分の力のなさもはっきり思い知らされることもあります。だからこそ頑張って次の試合、次の場面で最高のパフォーマンスができるようにトレーニングをしていることと思います。
それでも高校時代の最後に試合や、競技生活最後のレースに最高の結果で終われる選手なんて一握りしかいません。結果が出なければ悔しさは必ず残ります。競技では負けです。
熊本工業のタッチアップでアウトになった星子選手は準優勝。松山商業には負けました。
あれから20年。彼は甲子園でのその「負け」あの「アウト」を本当に自分の糧にし、今を一生懸命生きておられました。
どこでどの時点で勝ち負けを決められるのか・・。誰が決めるのか・・。それは自分次第で、自分が決めればいいんだと思います。
その後の人生や生き様を堂々と過ごすことができれば、一時期の点である勝ち負けは本当に通過点です。極端に言えばどちらでもかまわないのかも知れません。
もちろん、勝ち負けにこだわる努力をしていること、そのことに一生懸命努力している人だけにその資格があります。その資格を得るために一つの競技に、過酷な勝負の世界に身をおき、懸命に1番を目指します。
そして静かにその土俵から下り、その財産を持って全てを受け入れ、それからの人生を歩む時、前に進む時、本当の自分が試され、何年も何十年も時間が過ぎた時に自分で自身のことを「勝った」といえることができればそれ以上のことはありません・・・。
真っ最中の高校野球の県予選。敗戦次に・・・。その後の高校球児の活躍を祈ります。