長女は、1994年6月16日生まれですから、昨日で二十歳になりました。
小学校のうちは体も大きかったので、陸上競技を地元のスポーツクラブで教えていただきました。何度か愛媛県立陸上競技場へ記録会にも出かけました。小学校五年生まで地元ではそこそこ走れていましたが、中学に入っても陸上でがんばれという気になれず「中学校になったら何部に入る?柔道はどう?」といったのが、小学校五年生の冬でした。
そして「中学校になったら試合に出られるくらいに教えてください」と津島柔道会の門をたたきました。津島柔道会の先生方に全く初心者の娘を熱心に指導いただき、津島中学校では柔道部に。その時のメンバーには、個人戦で全国準優勝、三位という成績を残すものすごく強い先輩方がおられ、全国レベルの大会にも連れて行ってもらい、自身も県内ではいつもベスト4には残れるくらいにはなりました。
地元の指導者の先生方、顧問の先生、先輩方の指導のおかげもあり、地元の宇和島東高校へ進学しました。高校では3年になる春に開催される「選抜大会」で日本武道館の畳に上がることもできました。
最後のインターハイ予選は新田高校の当時スーパー一年生にベスト4できれいに投げられ、四国大会で高校柔道が終了。そして声をかけていただいた何校かの選択肢の中で今の大学に進むことにしました。
考えてみれば約十年間柔道に関わり、泣き笑い、苦しみ喜びを味わっています。柔道と出会って、先生方、先輩方、後輩、多くの仲間に恵まれ、日本中の柔道家の皆さんと交流させていただき、人間としての幅を広げつつあります。
特に二十歳になったからと特別なにが変わるわけではないのですが、自分が二十歳になった時以上に子供が二十歳になることを感慨深く思います。
これからは少しでも人のために動き、働き、いろんな人に寄り添って行動できるように精進してほしいと思います。柔道選手としてはこれ以上「がんばれ!」とはいいません。大学の柔道部のメンバーとして恥ずかしくない、柔道家として恥ずかしくない振る舞いを心がけ、大学生活を充実したものにすれば、自ずと自身の「道」が開けてくるような気がします。
二十歳おめでとう、真帆。
中学校3年団体戦