私の母校津島中学校は、昭和43年から名目の統合をはじめ、旧津島町内の9校が46年に実質統合して動き始めました。
軟式野球部は、名目統合後それぞれの中学校の野球部が週に何回か集まって練習を始めたということでした。従って創部以来44年目に入ります。私もその野球部のＯＢです。
その津中野球部が創部以来初となる「県総体」のタイトルを取りました。快挙です。びっくりしました。これまでの歴代最高がベスト4だと思います。
実は昨年のチームの主将が愚息で、ピッチャーをしていました。そのチームは宇和島市・北宇和郡大会で敗れ県総体にも出場していません。
今年のチームは昨年のレギュラーメンバーも多く残り、タレントぞろいでしたが、新人大会以降総体前までは、ここ一番自分たちのミスから勝機を逃し勝ち星から遠ざかっていました。
それが5月末の市郡総体から伊勢田投手を中心にしっかり守り、試合ごとに打のヒーローが替わる理想的な試合運びで勝ち星を重ね、一気に県チャンピオンまで上り詰めました。非常に安定感のある試合運びだったようです。伊勢田投手は県大会4試合で自責点1のほぼ完ぺきな内容だったそうです。強豪校を次々と破り、堂々の優勝です。
選手たちもさることながら、保護者や学校関係者、ＯＢなどはまさかまさかの優勝でした。一戦一戦自信をつけていったんでしょうね。
そこで宇和島市職員の津中野球部ＯＢに呼びかけ、優勝の祝福のつもりで懸垂幕を作り、津島町岩松の国道56号線沿いに掲げました。
ちなみに全国大会のかかった四国大会では高知県野市中学に敗れ、全中出場はならなかったようです。
この夏津島に明るい話題を持ち帰ってくれた「津中野球部」。今後も活躍をお祈りします。
